メンズコスメの動向とは

メンズコスメとジェンダーレスコスメ

メンズコスメとは今までヘアスタイリング剤やシェービングジェルが多く近年ようやく化粧水など男性の肌悩みを改善するものも増えてきました。ですがココに来てSNSの拡大また、世界的なジェンダーレスの流行からジェンダーレスコスメも大注目です。

ジェンダーレスとは何か?

ジェンダーレス(genderless)とは、ジェンダーギャップをなくそうとする考え方を指します。「男女の境界を無くす・区別しない」という意味合いの言葉です。英語のgenderlessは、gender(社会的・文化的な男女の性)と接尾辞のless(〜がない)が組み合わさっているそうで、男性が男性らしく女性だから女性らしくという固定概念主に出生時の性別にとらわれないという考え方です。

またジェンダーレスファッションも大流行しており男性がスカートを履いたり、女性が男性用ショーツを身に着けたりと他人の概念に囚われず自分がいいと思うものを身につけるのがオシャレだと今年のパリコレでも女性ブランドメーカーが男性モデルを起用するなど今最も主流と思われるファッションです。

LGBTの問題から性差にとらわれず、自由に生きていける社会を目指そうと言う声があがり、ジェンダーレスの思想が広まったのが背景にあると思いますが、発足当時のvivienn west woodが一定層に絶大な支持を受けていた事を思うと、まだまだ偏見などもありますが声をあげ発信し共感を得やすい現代の環境のおかげで一気に世界の流行になったのではないかと思います。テクノロジーを使って人が人を認め合うというのはまったく新しい文化ではないでしょうか。

そもそもLGBTとは

名前は聞いた事あるけど、今さら聞けないと言う人の為に。

LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティの総称のひとつです。

心の性別がなく、無性・中性として生きている人FTX(Female To X)やMTX(Male To X)と、細かく分類されていますが、これらの言葉はポジティブに語る用語としてアメリカやヨーロッパで生まれ、現在では世界中で使われています。
LGBT 総合研究所が2016年に実施したマーケット調査によると、LGBT に該当する人は8.0%というデータがあります。これは、AB型の人よりも多い割合となるそうです。

日本ではタレントのはるな愛さんや佐藤かよさんなどもカミングアウトしており、タレントのGENKINGさんなども積極的に発信しています。海外では当然もっと多く女優のジョディ・フォスターやエレン・ペイジなどがレズビアンだとカミングアウト。アップルCEOのティム・クックや、シンガーソングライターのエルトン・ジョンなどももゲイであることをカミングアウトして大きな話題になりました。こうした社会的地位を確立している人のカミングアウトはまだまだ偏見が多い国や地域がある中でLGBTの人々の大きな後押しになるのではないでしようか?

もちろんLGBTの人だけではなくジェンダーレスコスメを使う人が増えていますが自分に自信を持って生きたい様に生きると言う考え方の発信に人々は憧れ自分に重ねカッコイイに繋がり流行しているのではないかと言う見方もあります。

おすすめジェンダーレスコスメ

M.A.C

多種多様なメイクアップアイテムで超人気のアメリカ発ブランド。イメージモデルにドラァグクイーンを起用するなど、かなり前からジェンダーフリーに着目していました。海外のメイクアップアーティストからも定評があり、男性でも持ちやすいパッケージも好評の1つです。メイクも高発色で簡単に誰でもかっこいいメイクが出来ます。

GIVENCHY MISUTER

GIVENCHYのジェンダーフリーなメイクアップシリーズ「ミスター」。テクニックいらずでより自然に美しい肌を演出できるベースメイクアイテムやアイブロウマスカラがラインナップされています。

THREE×FIVEIZUM

95%が天然由来成分で出来ているので敏感肌の人も安心して使えると女性に大人気のTHREEの男性ラインですが、男性女性どちらでも使いやすいようスキンケアはもちろんネイルやアイラインなども出ており、参入が早い分これからもっと力を入れていくのではと思います。

Kiehl’s

1851年にアメリカで調剤薬局として発足して以来皮膚科学に基づき肌に優しいハーブなど調合されたスキンケアが長年人気。世界も美容オタクからも愛され、安心安全に男女共使えます。キールズの洗顔はあのブラッド・ピットも愛用中。

男女共に使えメイクだけではなくスキンケアも揃えれるメーカーが支持を得ている傾向にあります。

化粧品メーカー創業者も開発責任者も世界的有名メイクアップアーティストも皆男性だと言う事をお忘れではないでしょうか?誰でも自分が1番綺麗でいたいものです。始まりは男性化粧品と言う会社も多いです。20年程前に少し流行しましたがイマイチ伸び悩んでいたメンズコスメとはようやく時代が追いつき諦めず開発し続けた会社が出せる各メーカーの悲願だと思います。