男性化粧品の意識
2019年日本最大手化粧品会社資生堂の男性化粧品意識調査によると、メンズメイクをしてみたい人は「機会があったらしてみたい」「すごく思う」「思う」とプラスの回答が86%と、興味の高さが数字で表れました。また女性目線での意識調査では男性がスキンケアに関心を持つことは身だしなみだと思うとの回答は半数にのぼり大手化粧品情報サイトでは#美容系男子と言うキーワードがトレンド入りするなど勢いが加速しています。世界規模でも男性化粧品はこの5年で急激に成長しており男性の身だしなみの意識が大きく変わった事を意味しています。
なかでも実店舗を多く構える大手化粧品会社がMENS部門を作る事でソーシャルネットワークに疎い世代などにも受け入れられた事が勢いを加速させていったのではないでしょうか?
元々男性化粧品はオンラインのみのブランドが強いと言われてきましたが情報社会の今「いいものはいい」と発信する多くのインフルエンサーがあつまりオンラインも店舗もそこまで差がないような気がします。
メンズコスメ世界市場
市場調査会社ユーロモニターのデータによると、アジアの男性化粧品市場は依然小さく、2017年は世界全体の市場規模495億ドル(約5.5兆円)の5分の1にも満たなかったそうです。
しかしアジアはすでに急成長分野のスキンケア製品が売れ筋で、世界売上高の6割以上を占めているのだという記事もありました。アジアでの市場は多くの化粧品会社の鍵であり誰もが参入したい部門になるほど売上も意識も群を抜いています。数字は変化しますが私達が普段目にするテレビや映画YouTubeなどでもわかるくらい男性がスキンケアやメイクをするのは当たり前の時代です。
またニベア花王が実施したビジネスの現場で男性のスキンケアに対する意識が高まっているか?の質問では、中国が97%で世界 第1位、フランスが76%であるのに対し、日本は53.8%と最下位。ニベア花王は様々な調査結果から「日本はビジネスにおけるスキンケア後進国」との指摘もしているみたいですが日本の男性化粧品市場はまだまだ伸びしろがあると見ていると答えています。
メンズメイクのトレンド
■ボーイ ドゥ シャネル
メンズコスメ参入は遅かった印象ですがさすがはシャネル。得に人気のリキッドファンデーションは圧倒的なカバー力と男性の肌に馴染みやすい4色展開の色味、なじませやすさなど1度使えば一気にトレンドいりする意味がわかると思います。またシャネルのブレないパッケージも大人気で女性が男性にするプレゼントランキングでも常に上位に輝いています。
■ボッチャン
男らしく”を抜け出そうをテーマにした2018年に設立されたメンズコスメブランドです。男っぽいイメージを抜け出すポップなパッケージ、そして天然植物成分にこだわたった本格スキンケアを提案をしているブランドで主にオンライン販売でInstagramなどから人気になり店舗は伊勢丹メンズ館での取り扱いあるようですがこれからもっと増えるのではないかと確信させられる程急激に売上を伸ばしているブランドです。
■TOM FORD フォーメン
2019年に日本初上陸したメンズスキンケアライン、トムフォード フォーメン。本物志向の女性に圧倒的人気を誇るイタリアの高級ブランドのメンズラインとあって待ちに待った上陸という印象です。洗練された見た目と機能を両立しつつ高級感のある見た目、品質は圧巻です。2019年3月から伊勢丹新宿本店メンズ館にて発売がスタートしすでにトムフォードファンが後を立たない程人気です。
■NULL
オンラインサイトから口コミが広がり大人気のNULL。今年もその人気は加速傾向となるのではないでしょうか?男性の肌を徹底的に研究し使いやすく欠点を簡単に隠しメイクしている事は他の人にはバレたくないという男性心理に寄り添い開発されたブランドです。ほぼ口コミで人気という時点で安心感もあるブランドです。